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「遅れてゴメンなさい」I’m sorry to be late.なぜおかしいの?(動画):映画#101

「遅れてゴメンなさい」を I’m sorry to be late. というと少し違ってきます。どういうニュアンスになるのか確認しましょう。映画「マイ・インターン」より(セリフ練習1から見るとストーリーがわかります)

BECKY : Jules?
JULES : I know, I know I’m late for something.
   「ジュールズ?」「わかってる、わかってる、何かに遅れてるってことを。」

I know

I know, I know と続けることで「あーわかっているよ、うるさいな」のニュアンスが伝わりますね。

lateの使い方 

JULES:I’m late      something.


気持ち、視点がそっちに向かっているイメージの前置詞 for が入ります。
映画では「何かに対して遅れている。」という意味で I’m late for something. と表現していますね。

late には形容詞副詞があります。

I’m late. 〈形〉「遅れた。」
He always comes home very late. 〈副〉「彼はいつもとても遅く帰宅する。」

(1)学校に遅れた。
   I’m late for school.

(2)ただいま向かっている最中で、すぐにそちらへ伺えると思います。
   I’m on my way, and will be there shortly.

(3)遅れているのですが、すぐに伺います。 
    I’m runnning late, but I’ll be there soon.

(4)すみません、30分ぐらい遅れます。
   I’m sorry, I’m running 30 minutes late.

これは間違い!

「遅れてゴメンなさい。」を I’m sorry to late. と言う間違いをよく見ます。

I’m sorry to late.

まず late は形容詞なので be動詞 が必要ですね。

I’m sorry to be late.
文法的には良さそうですが、to を使うと これからのことを謝る というニュアンスになります。

late を使うなら、

I’m sorry I’m late. の方がベターです。

または、現在完了を使って
I’m sorry to have kept you waiting. 待たせてゴメンなさい。

前置詞 to ではなく for で
Sorry for keeping you waiting. お待たせしてすみません。

といった言い方もできます。
声に出して読んで、とっさの時にスムーズに口から出るように練習してみましょう!

発音してみよう

「見える化」で構造を理解しよう